南紀ナル谷と熊野古道投稿者: kawaimunehiro2017年11月28日2018年6月10日沢登り 本州最南の地、紀伊半島。深い森に豊かな水を湛え、古えの時代より滔々と続く熊野の流れ。大きな釜を持つ熊野の門をくぐると、今度は50mの大滝に迎えられる。滝を越えて、さらに奥へと踏み入る火を囲み一夜を過ごせば、すっかり熊野に馴染む秋晴れの下 南紀の旅路をゆくその昔、巨人が積んだのだろうか。巨岩を攀じり、くぐる。足元には小人たちの気配翠の淵で戯れ 自然の造形に悠久の時を思ふ濡れた体に心地いい やがて渓は一枚岩に どこまでも続く回廊をひたひたと時折現れる淵と滝を越え古人の足跡を目指す野生の世界から人の匂いのする場所へ勝浦の海を望み 那智の神様をお参り 巨木の歴史と石畳をたどり下界へ