新年度をどのように迎えればいいものか、、、悩みに悩みましたが、
新型コロナウイルスの影響を鑑みて、当面ガイド業務をお休みすることにします。あいつぐキャンセル連絡の中で、決定を相手に任せて受け身でいてもいけないと思い至りました。
既に予約頂いている件については、個別に相談せてください。
情報が様々ある中で、新型コロナウイルスについては「わかっていない」状況が続いていると認識しています。
そして「わからない」状況に対しては、「念のための余白」をとって行動することが自然界の鉄則だと心得ています。
山登りそのものは3密には当てはまらないとは言え、、
登山は、交通機関による人の移動をはじめ、様々な経済社会活動を促します。
登山がきっかけとなって感染が拡大していくこと、悲しい思いをする人が増えていくことを僕は望みません。
登山者の家族が望むのは「無事帰宅」であって「登頂」ではないことを痛いほど実感してきました。
また、僕自身がウイルスの運び屋になることも望みません。
僕が住んでいる場所は、年配者の多い地域であるという点も心配しています。
もちろん対策を講じて営業する選択も検討しました。
ですが、僕を営業へと駆り立てるのは収入に対する心配です。
収入をはじめ人間の都合は、危険性を低減する理由にはならない。
山で起こる事故もこうしたバイアスによるものですね。
普段リスクマネジメントをお伝えしている身としても、この点強調しておきたいと思い、ここに書いています。
一緒に山に入ることを楽しみにしていてくれた方には申し訳ありませんが、
どうがご理解の上一緒に忍耐の時を過ごしましょう、とお伝えしたいと思います。
生命維持に山登りが必要だという方はご依頼ください(笑)