沢登りの旅する感覚が好きだ。
山の懐へと歩み入り、攀じり、火を囲み憩う、
月の光を浴び、水の音を聞き、眠りにつく。
目覚め、また奥へと分け入ってゆく。
いつもは少しずつ山へと馴染んでいくものだが…
この谷には存在感のある滝が門のように構えている。
この滝を越え、初日の寝床に着く頃には深山の奥まで来たような気分になり、一気に野生が目覚めるような感じがする。
毎年足を運びたくなる理由なのかもしれない。
ゲストの特別な日を沢でお祝い。
焚き火でケーキをつくったのは初めてだったけど、なんとか形になったかな…